第83章 ズルい媚薬（国見英）生誕記念&拍手感謝　完結

「噂じゃバレー部の三年の誰かも…」

はぁ！？
じゃああの中の誰かは
姫凪目当てで来てんじゃねぇの？！

それなのに

『先輩達ヒマなら
もっと練習見に来て下さいよー』

なに誘っちゃってるわけ？

なーんか、うん。

「ムカツク……」

「え？国見？」

「ムカツクだろ。
俺の彼女だっつの」

ツカツカ姫凪に歩み寄る
ポケットを探ると
この前使いそこねた
ゴムがひとつ。

足りねぇけど
止まらねぇ。

ガッと手でも掴んで
部室にでも連れ込んでやる予定だった