第78章 ♓それは二人の…（月島明光）生誕記念&御礼☆完結

「アニキから連絡ないの？」

『うん…昼まではあった…けど…』

ショボンと俯く姫凪に
ため息を吐く

そんな悲しい顔しないでよ

「明日アニキ誕生日でしょ？
学校終わったら家に行ってみたら？
合鍵あるんだし、ね？」

そんな顔されたら

『でも…帰ってこないかも…
前日なのに
何にも言ってこないし…
逢ったらワガママ言いそうだし…
…疲れてるのに
誕生日なのにワガママ言ったら
迷惑…かも…嫌われたら…
姫凪………』

止まれなくなる

「バカガキ…そんな顔するなら…
僕…我慢するの今すぐ止めちゃうよ？」

『蛍…くん……？！』

ウルウルと目に涙が溜まって
言葉を詰まらせる姫凪を
ベットに組み敷いた