夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第53章 ♡一期一会と旅立ちと(天童覚)一期一会シリーズ③完結
覚?
…だけなら良かった
今すぐ追いかけて
抱き締めて
出て行こうとする足を止めてた
でも止められたのは
私の足
だって覚の側に
あの子が居たから
『なんで…ナナちゃん…?』
「姫凪?」
立ち上がった私の顔を
アキラが心配そうに
覗き込む
『…冗談…だよね…』
譫言の様に呟いて
震える足で店の外に出て
二人の姿を探す
制服、高い身長、赤い髪
見つけやすい事この上ない
それはスグに目についた