第46章 ♢🎃HALLOWEEN🎃　黒尾鉄朗　完結

「悪ぃ！痛い？辛い？
ごめんな！信用してなくない！
ほんと…だから…泣くな…
まぢでお前の泣き顔
本気で心抉られる」

やばい、よな？
これガチで。

嫌われる？？
嫌われた？？

動揺し過ぎて
手とか痺れたみたいに
震える俺に

『震えてる…怖くなくなる
おまじない…してあげる…』

チュッと重なる唇

「姫凪？」

『足りませんか？
チョット…待って下さいね…
鉄朗…安心して下さい
私は…鉄朗…だけです…』

深く重なる唇と絡まってくる舌

溶かされるように
力が抜けて行く俺の身体

ナニコレ…夢……？

夢見心地な心境の俺に
姫凪の口から

真実がユックリ
語られる