夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】
第37章 ♉オマエとオレの一生分(木兎光太郎)完結
「姫凪の褒め言葉
ハジメテだから!
嬉しい!サンキュ!」
私を抱き寄せて
満面の笑みを浮かべる
こんなの反則ですよ
坊ちゃん
こんなドキドキさせないで下さい
隠しきれなくなっちゃいます
『し…仕事が…ありますから…』
赤い顔を必死で隠して
背中を向ける
「あ!姫凪!
後で俺の部屋来いよ!
話があんだ!」
え?
坊ちゃんの声に
私の脳が思考を止める
一年間何も無かったから
もう何もないと思ってたのに
ヤッパリこの人も…
『畏まりました。坊っちゃん』
すぅーっと冷めていく
感情を隠して
笑顔で頭を下げて
その場を去り
冷めた頭で思う
本気にならなくて良かった__。
もうとっくに
本気のくせに
それをグッと圧し殺して。