第35章 ♓キミのハジメテみつけた（月島蛍）生誕記念　完結

「お姫様抱っこで帰ろうか？
オンブでも良いけど？」

『オンブ…かな。』

「うん、いいよ」

姫凪を背中に乗せて
立ち上がって
道に戻る

「寝ても良いからね？」

『ううん。寝ないよ』

姫凪が僕の頭を撫でる

「なんで？もう限界でしょ？」

『でも、寝ない』

「なんで？？」

『誕生日の日が終わるまで
蛍のワガママ聞くの…
だから、寝ないの…』

姫凪が僕の首に顔を埋めて
紅い痕を残す