第25章 復活LOVE
そのまま、カーペットの上で抱き合い
ながら何度も、何度となく唇を重ね
合わせながらしばらく転がっていた。
松『智さん…これ。
俺の為に…描いて…くれたの?』
大『うん…。
これで…絵を描くのも最後にしようと
思ったんだ…
潤くんが目覚めないならもう…全て
終わりにしようと思ったんだ…』
そう言うと、大野が毒入りの瓶を
取り出すと
何も言わずまた抱きしめてくれて
それをしまうと、ゴソゴソと
ポケットから何か取り出して、目の前に
さしだした。
松『智さんには、こんなモノより
これを…。
智さんの誕生日に渡そうと準備して
たんだ。
受け取ってくれる?』
そう言うと、目の前でジュエリーケース
をパカッと開いた。