第16章 青い空キミのとなり
2人とも再びの沈黙のあと
大『とりあえず… 上がって。
涼介の誕生日の料理とケーキ……
一緒に食べよ…』
松『智さん… 本当にごめんなさい。』
その場に崩れおちるように土下座をする。
大『潤くん………』
松『記憶…戻って良かった……
けど…やっぱり………智さんに……
会いたかった……』
大『うん……。』
唇をかみしめるけど涙があふれてくる。
それを引き寄せて抱きしめた。
松『智さん… 愛してます……
また… 俺と 一緒にいてください。』
大野も、その震える背中に腕を回し
て抱きしめ合う。
大『俺も…… 潤くんを愛してるよ。
もう……俺の前からいなくならないで
』
そうして見つめ合うと、時間をうめる
ように長くて熱いキスを交わした。