第3章 交わった2人のコンプレックス。
「可愛い」
クスッと笑った。
一旦口をそれから離すと渚の唾液で濡れた突起が目に入り、沙織の羞恥心を煽った。
「下に移動しても良い?」
「聞かないでよ」
「ごめん。
スカート汚れるといけないから先に脱がしとこっか」
「だからいちいち言わないでってば。
恥ずかしい…」
ソノ気になると渚は恥ずかしいこともなんの惜し気もなく口にする。
優しい優しい狼みたい。
「沙織ってスカートの下にズボンとか履かないんだよね」
スカートを脱がすとすぐ露わになる下着。
「危ないよ」
「危なく、ないもん。
あたしにそういうことするの…渚しか居ないし」
魅力がないんだから。
「分かってないのは沙織だよ。
好きな子が無防備で居るのに、それを良く思う男なんて居ないでしょ?」
下着の中に手を入れ、スー…と割れ目をなぞった。
「ひゃ…っ」
「僕だって男だから嫉妬もするよ?
もし沙織が僕じゃない誰かに触られた、なんてことになったら…絶対嫌だ」
「渚…」