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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第12章 退紅(あらそめ)scene2


少し手が触れるだけで身体が熱くなった。


こんなにもあの人を愛していたことを思い知る。


微笑みを見ると、昂った。


こみ上げる感情を抑えるので精一杯で…


そんな俺をみて、あの人はまた微笑む。


あれから俺達の間には何年もの歳月が流れたけど、その微笑みは変わらない。


全てを洗いながした、佳麗な微笑み。


そっと手を添えると、忽ちそれは艶を含む。


どこまでも…


どこまでも…


俺はこの人に翻弄されていく。





世界の終わりがきても、多分それは変わらないだろう。

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