第3章 人は一人では生きては行けないもの
それからというもの、
私は新撰組のみんなを始め、出会った人たちに
恩返しすべく必死に毎日働いた。
特別要るものも無いため、必要最低限の物だけ買い
それ以外はなるべく貯金していた。
お登勢「あらもうこんな時間じゃないか、天音、そろそろ家に帰っていいよ、今日もご苦労だったね。」
「わかりました、お疲れ様です、ではまた明日。」
スナックでの仕事を終えた私は万事屋へ戻った。
帰るのが朝方に近い夜中のためいつも電気は消えている。
ガラガラ…
銀さんたちを起こさないようにそっと家に入る。
(お金も少しだけど溜まってきたし、明日買い物に行って新撰組の人達にお礼を持っていこう、だいぶ遅れちゃったから申し訳ないや。)
明日に備えてお風呂に入り寝床へ向かう。