第8章 日本には四季がある
普段怒らない人間がガチで怒るとガチで怖い、という事はこういう事なのだろうとしみじみ心の中で感じるのであった。
それから口は止まったものの、怒りに満ちた表現で俯く天音。
銀時と土方は顔を合わし、反省し、二人で天音に謝罪をする。
土方「悪ぃ。少し度が過ぎた。」
銀時「俺もだ。天音悪かった。」
謝る二人だが顔を見ようとしない天音に、再び顔を合わせ困り果てる。
銀時「まっ、まぁ俺達もいろいろあんだよ。な?多串君。」
”多串君”そう呼ばれ、一瞬怒りが込み上げてきたがここでまた喧嘩を買えば同じ事の繰り返しだと思い、怒りを抑えて平然を装い銀時の問に答える。
土方「あぁ。何てったってライバルだからな俺達は。」
天音「ライバル??何のですか??」
土方「は?何ってそりゃお前の…」
土方が言葉の続きをいう前に銀時は自らの手で土方の口を抑える。
土方いきなり口を塞がれ何のこっちゃと暴れる。