第5章 相手の気持ちなんて結局は相手本人にしか分からない
天音「銀さん、神楽ちゃんの為です。ご飯食べたらすぐ帰ってきます!帰ってきたらちゃんと看病します!」
新八(馬鹿だ…!この人馬鹿だ…!!あんな二人のバレバレの演技を鵜呑みにしてる!!!)
神楽「いってらっしゃいアルよー。」
馬鹿なのかアホなのか、はたまた天然なのか。
物凄い衝撃だけを残し、天音は待たせている土方の所へ向かった。
天音が出ていった後で勿論銀時が激怒。
銀時「ちょっと神楽ちゃん!?お前どいういつもり!?銀さん何かした!?30円あげるから連れ戻してきてー!」
叫ぶ銀時に対し、振り返った神楽が悪い笑みを浮かべ
銀時と新八は頬が引き攣る。
神楽「二人の男が一人の女を取り合うってドラマみたいでおもしろいネ。さぁもがけヨ!嫉妬で狂えヨ!悔しかったら自分で天音ちゃんの心を掴み取るネ!!あーはっはっはっ!!」
新八「人の恋愛をドラマ感覚で楽しんでるよこの子…出演するなら絶対悪女役だよ…」
ある意味神楽の恐ろしさをつくづく実感する新八の横で
銀時は大量の汗をかき絶望的になっていた。