In the cherry-colored sigh
第2章 近づく距離、触れるクチビル。
「みんな気ィ遣って他の部屋行っちゃったねー。
俺としては修学旅行の夜を最愛の彼女と過ごせるなんてラッキーだと思ってるけどね。
いやぁ、良かったよね~おんなじ班になれて。
つーか、なれるように仕組んだんだけどさ。
ちょ、そんな呆れんなって。
ため息つくと幸せ逃げるよ~?
まぁ、俺がお前の隣にいる限り俺の幸せ永遠おすそわけだから安心していいけどね。
そんな非現実的なことを言うなって?
何だよ~、つれないなぁ~。
でもそんなとこも可愛いんだけどさ」