第4章 告白
「な・・・なに?」
また課題へと意識を戻らせる
いや、戻らせようとしていた
「あのさ・・・俺・・・」
目の前の文字が文章がグラグラと揺れているのがわかった
私・・・なんか緊張してる?
「うん」
平凡に装う
「・・・おまえのこと・・・小夜のことが好きだ」
ピタリと私は固まった
時間も空気も私の周りにある空間全てが止った感覚に陥った。
「・・・え」
やっと言葉を発することができた私は、彼を見上げていた
「付き合おう」
彼の瞳がしっかりと私を捕らえた
動けなかった・・・
「う・・・ぅううっ」
気が付くと私は目からいっぱい涙を流していた
「ちょ!・・・おい」
やれやれと彼は私の頭を撫でた
嬉しいそう素直に思えた
嬉しすぎて死にそうなほどだった。