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暮れる夕日

第1章 午後5時の教室


ボーッとしていたらもうこんな時間だった

外を眺めるとサッカー部や陸上部、それに野球部がせっせと部活動をこなしていた。

「青春だねぇ」
ぼそっと独り言を言いながら、席を立ち教室を出た。

階段をテンポよく下りていく・・・

「あれ?」
何か落ちている

「誰のだろ・・・」
可愛らしいキーホルダーだった。
きっと女の子のだ、そう思いポケットに入れて、
「明日この持ち主捜そう」

またテンポよく下りていく
それは木曜の午後5時のこと。


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