一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第52章 初恋苦し(北信介)完結
取り繕うように
出した言葉に布施は
『…迷惑ちゃうかったら
待っとこかな…
私も…北さんと
もっと話したいし…』
少し躊躇いながらも
ハッキリ応える
「エエん?」
『はい。
迷惑やなかったら…』
「迷惑なわけないやろ
ほな、お利口さんに待っとってな
部活もあるから
チョット遅なるけど…」
『エエですよ
待ってます…ずっと
…って!私の家ちゃうのに
なんか図々しいですけど!』
熱のせいか
照れのせいか
真っ赤な顔で戯けて
『行ってらっしゃい…』
チュッと頬に唇を押し付ける
「…お前…行きた無くなる事すなや
帰ったら倍返しや、覚えときよ
ほな、行ってくる」
熱いオデコに俺も唇を押し付け
婆ちゃんの笑顔を見てみぬふりして
家を出て
学校に舞い戻った
「信介、ニヤケ過ぎやろ」
「…そうか?」
昼休みも
「北さんも浮かれる事あるんスね」
「…そうか?」
部活中も俺の頬は緩んでるらしい。