一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第52章 初恋苦し(北信介)完結
中庭でお弁当食べながら
笑いかけてくれた北さんとは
まるで別人みたいで
もう私の事なんか
どうでも良くなったと
言われてるみたいで
『…嫌なら…面倒くさいなら
ハッキリそう言って下さい!』
アチコチフラフラしてた
自分を棚にあげて逆ギレとか
「…おい、布施…」
本格的に嫌われても
仕方ないやん、これ。
私と距離を取ってた北さんが
「落ち着け
俺は別にお前の事
面倒くさいとか思った事ないで」
ユックリ私に近付いてくる
汗の匂いにまざる
カナリ抑えた甘い香りは
上品な和菓子みたいで
『…じゃあなんで
冷たく…するんです?
…もっと側に居って欲しいの…に!』
思わず食い付きたくなってしまう
近くなった身体に
自分の身体を引っ付けて
『離れたらアカン…』
北さんの大きな目を見つめる
……って!これじゃ
まるで痴女やんか!
「布施…お前なぁ…」
メッチャ引かれてるやん!