一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第51章 ♡陽だまりの粒(岩泉一)完結
つーか、及川と仲良くしてんじゃねぇ
それに
『ウソウソ!
ウソよ、はじめちゃん!
怒ってるわけじゃないから
行ってきなよ?
帰りにでもまた寄ってくれたら
熱いお茶くらい出すから』
勝手に完結させてんな
少しは俺にも
「イヤだ。
連れてく、つってんだよ
紹介してブッとい釘さしとかねぇとだろ?
俺のオンナに手ぇ出すな…てな」
『はじめちゃん?!』
「なんてな?
ただ俺が離れたくねぇだけ。
一緒に行こうぜ?
手、離すなよ」
カッコ付けさせろや。
小さな手を握り引き寄せ
「行こうぜ?
紹介すっから。
"俺の彼女"ってな」
戸惑う姫凪と
歩き出す
『は、はい!!』
隣に並んだ姫凪の顔は
今まで見た
どの顔より
キラキラ輝いて見える
幸せなのに
ほんの少しモヤっとした??
「連れて行くのイヤになって来た」
『え!?なんで!?』
「いや、なんとなく?」
このモヤモヤの理由が分かるのは
「ハハーン。
岩ちゃん、それはね…」
「うっせぇ。
聞いてねぇよ、ほら行くぞクソ川」
「ちょ、ちょっと!
岩ちゃん聞きなってばー!」
まだ少し先の話
今はただ
「姫凪も。
離れんなよ」
この幸せを
『もちろん!
離してあげない!』
この笑顔を
噛み締めて居たい
まだ冷たい風の中
繋がる手の温もりを
感じて居たい
お前の隣を独り占めしながら。