第49章 煙の向こう側に笑みを（白布賢二郎）

「あ～…あのさ？
ただの友達って事は…」

『ないっっ！
だって…女の人の服も
乱れてたし白布さんの…が
おっきくなってた…
好きだからなるって…言ってたもん
あの人が好きだから
エッチなご奉仕されたから
おっきくなったんだよ…』

チョイチョイチョーーイ！
言葉のチョイス！
エッチなご奉仕って！！
賢二郎もうそこまで仕込んでンの？！
ツトム昇天しそう…
って、ツトムの心配してる
場合じゃないよネ
なんとかケンジロウへの
誤解だけでも解いてあげなきゃ…

「いや、別に好きじゃなくても
勃つ時は勃つヨ？
だからそれだけで賢二郎とその子が
浮気してるって言うのは
安直過ぎるんじゃないかナ？」

『白布さんと天童さんを
一緒にしないで…
白布さんは好きな子にしか
大っきくならないって言ったもん』

俺酷い言われよう…！！
なんか自分が可哀想になって来たンだけど？
もう放っとく？
別に賢二郎とこの子が
どうなっても俺に実害はナイわけだし！
…なんてな？