一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第49章 煙の向こう側に笑みを(白布賢二郎)
空のタバコの箱を持って
キョロキョロする私を笑いながら
タバコの自販機のある所へ移動
少し開けた繁華街は
夜なのにまだキラキラしてて
思わずボーッとしてしまう
きれいな女の人や
チャラそうな男の人が
通り過ぎるのを見送ってると
「うわ!やばっ!
姫凪、走って!」
私の耳に友達の声が響いた
『え?』
「おまわりっ」
おまわり?
おまわりさん!?
ヤバイじゃん!
夜の光から目を逸らして
友達を振り返ると
「早く!姫凪!散って!
いつもの所で落ち合うよ!」
友達の背中は遥か遠く。