第41章 ♡太陽（キミ）を探して（月島蛍）

自主練を終え
携帯を手にすると

［帰ってきたよ～］

脳天気な布施からの
メッセージと
来てるかもとは思ってたけど
ヤッパリ入ってた四宮さんからの着信。

はぁ…狙ってんのかな？
かける気なかった
放置も出来た…けど…

モヤモヤしたままは
気持ちがわるい

四宮さんの名前を擦ると

〈月島くん！？〉

コール音は弾んだ声に変わる

「なに？話す事ないって言ったよね？
布施が誤解するし
二人で会うのは嫌
これ以上に言わせたい事ある？」

オブラートなんかに包む事無く
僕は四宮さんに言葉を投げつけた