第39章 ♡”いつか”までナイショの話（瀬見英太）生誕記念　完結

『何する気！？スケベ！』

逆だよ
その顔見てたらヤバいから
見えなくすんの！

「何される気なんだ？」

お前の言葉を借りるとすれば

「馬鹿じゃない？」

これかな？

そりゃスケベな事は
シタ過ぎるけど

そこは俺だけ自由でも、な？

「そこまでチャラくねぇし
彼氏居たら仕事上
大変なんだべ？
ま、とりあえずは
お友達からお願いシャス」

『なにそれ！
カッコつけないでよね！』

つけさせろって。
お前にはカッコつけたいんだよ

それはきっと
恋だから。

「姫凪〜」

『な…近…！！』

「顔クソ赤い…」

『な…そんな事……』

そむけようとする顔を
固定して

パチンと電気を落とし

「これで見えないから
どうぞ
存分に照れてください」

クスッと笑い
小さな頭に啄むキス