第39章 ♡”いつか”までナイショの話（瀬見英太）生誕記念　完結

「マリカちゃん付き合ってよ？
ねぇ？キャバ上がらないの？
本気なんだ、俺」　

握られた手
引き寄せられた身体

はぁ？
なに血迷ってんの？？

『ゴメンね？
私まだ上がる気は…』

ニコリと笑って手を解こうとしたら

「今までいくら貢いだと思ってんだよ
聞いたぞ？
お前枕やってんだってな？
そんな事してる女貰ってやるんだ
キャバ嬢止めて俺の彼女になれ」

グッと手首を掴まれる

これ、ヤバいヤツだ。

キッパリ切っとかないと
ストーカーに進化する…タイプ！

『ごめんなさい
そう言う話なら…』

慌てちゃダメだと言い聞かせて
とりあえず二人切りの状況から
脱出しようと後退る

連れ込まれたら終わりだ。