第38章 片恋ハナビ（木葉秋紀）生誕記念　完結

「デケェ声…校舎裏でコソコソする意味。
目立ち過ぎだろ」

口を付いた言葉に

『デカくて悪かったわね！
伸びたかないわよ！
好きで目立ってんじゃないわよ！』

振り返って俺を睨む

「いや…声…なんだけど…？」

よっぽど背がコンプレックスなんだろう
その子を宥める様に声を掛けると

『ん…あ…スイマセン…
って、誰？』

怒鳴っといて今更？！

まぁ、知ってんのは一方的だから
当たり前か。

ただ…

「さっき目の前で
試合してたンスけどね〜」

記憶に無いは無いでショックだ