第13章 ♢5つ星よりもレア（黒尾鉄朗）完結

『今も…？？』

「……怒ってるように
見えっかよ！？」　

『顔どうしました？…タコ？』

「もっと言いようねーのかよ！」

『赤鬼？』

「追い打ちかよ！」

『…本当に怒ってない？』

「んな、可愛い顔されて怒れるか」

俺が鬼ならコイツは小悪魔だ

『…キザ……』

「嫌いー？」

『…好き…ですよ……』

こいつの攻撃力ヤバすぎ

「俺も♡」

『知ってますケド？』

「ツンデレ（笑）」

超妬いてたし苛めてやろーとか
思ってたのに
逆にヤられるとか
まぢダッセー

でも、なんか、悪くねぇし
手を繋いで姫凪の家まで
送っていった

バイバイのちゅーは
あっさり却下されたけど
メッチャ幸せで
気持ちが満たされてて
それでもいっか。
なんて甘くなり過ぎた頭で
思った。