一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第11章 GAME(仁王雅治)完結
『仁王先輩?
どういうつもりですか?
授業遅れちゃいます』
布施が不愉快そうに顔をしかめる。
「だから?」
俺は布施を抱き締めた。
布施は全く抵抗しない。
抱き締めたまま布施に聞く
「なんで抵抗せんの?」
『抵抗したら離すんですか?』
「抵抗せんなら、このまま
襲うかもしれんよ…?」
『…ご勝手に?ゲームは私の勝ちです』
ゲーム…?そうだった。
初めは布施を落とせたら
楽しいだろうなんて
俺が仕掛けたゲーム…。
布施はそれに乗っただけ…
あのキスに布施の心はない…。
敵わんね…布施にだけは
敵う気がせんねぇ…
俺は布施を解放した
「行ってよかよ…すまんかったの…」
無理矢理抱くのは簡単だった。
でも出来ん。
俺は布施の心が欲しい…
『…失礼します。じゃあ…また』
また?#布施#の言葉に心が跳ねた。
体より心が欲しい…
布施恋していると気がついた。
「諦めんよ…。心を奪うまで…
ゲームは降りやんよ?」
布施の背中に呟く。
『私…手強いですよ?』
「かまわんよ…姫凪…
好いとるんよ…もう降りれんから…」
『どうぞ?ご自由に?』
振り返った姫凪は
不適に笑っていた。
全く生意気じゃねぇ…
困ったもんやね…
でも惚れたんやから仕方ないじゃろ…
でも勝負はこれからやき。
心を奪うまで、離れてやらんけぇ
姫凪
覚悟しんしゃいね…?