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Starlight Kiss【気象系BL小説】

第13章 帰って来た男


「はー気持ち良かったー…」


風呂から上がり、頭を拭きながら寝室に行くと、中から話し声が聞こえる。


そのまま中に入ると携帯で翔は誰かと話していた。


翔「うん、行く行く。雅紀と舞と5人で会おうよ。うん…うん…へー…あ、雅紀来た」


話しながら振り返り、俺に手招きする。


「ん?」


翔「珍しい人から電話」


笑顔でそう言いながら携帯をスピーカーにする。


「え?も、もしもし…」


『もしもし相葉さん?』


向こうから懐かしい声がしてきた。


「………え、松岡さん!?」


松岡『おう。ちょっとさ…また翔を奪ってやろうかと思ったけどさ…』


「はぁ!?だ、駄目ですよ!!絶対駄目!!」


翔「ははっ」


隣で翔が楽しそうに笑う。


松岡『冗談。実は…来週1週間日本に帰る事になったから…食事でもと思って。会わせたい人も居るし』


「会わせたい人…?」


松岡『うん…。実は…結婚する事になって』


「え!?」


松岡『2人に会わせたくて…。あ、でも翔の事はまだ愛してるからな?』


翔「ふふっ。俺も愛してるよ昌宏さん」


「ちょっ、翔」


翔「日にち決まったら教えて?」


松岡『分かった』


翔「じゃあまたね。お休み」


松岡『お休み。相葉さん遅くにすみませんね』


「あ、いえ。お休みなさい」


そして通話は終了した。


「びっくりした…。そっか…結婚するのか松岡さん…え、という事はアメリカ人?」


翔「俺もそう思ったんだけど…日本人だって。行き付けのレストランで働いてる人なんだって」


「へー…そうなんだ」


翔「良かった。昌宏さん幸せになって」


「そうだな…。でも俺の方が幸せだよ。こんな美人の奥さんが居るんだから」


翔「うん。俺も…こんな素敵な旦那様掴まえられて幸せ。後は…舞が早くいい人見つけてお嫁にいってくれればね…」


「うん」


翔「そうなったら…ゆっくり2人きりの生活楽しもうね」


「ふふっ…楽しみだね」


翔をベッドに寝かせながらシャツに手を忍ばせた。
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