第14章 14本目
赤葦「今、橘さんうちって言わなかった?」
『いいえ。うちにちょっと寄ったって言いたかったんです』
木兔「へ~いいな俺も行ってみたい!ユキノの家!」
『機会があればどうぞ。赤葦くん同伴で。』
黒尾「そうだな。保護者同伴じゃないとな。」
赤葦「ちょっと勘弁してください。」
木兔「ちょっとお前らひどくね?」
ワイワイ話してると潔子さんに呼ばれる
清水「ユキノちゃんそろそろ荷物積もうか~!」
ハーイと返事して振り返る
みんな潔子さんの方をボーっと見てる
木兔「やっぱりあのマネちゃん可愛いな」
黒尾「あぁ」
赤葦「黒尾さん橘さんの前ですよ」
あっ!と焦る黒尾さん。
それをニヤニヤして見てる木兔さん
『あ、私そういうの気にしないんで。でも...』
何なに?妬いてくれた?とニヤリと笑う黒尾さん
『誰だろうと不用意に潔子さんに近づく奴は潰しますよ』
((.....こわ。))
じゃあ荷物積んで来ますとパタパタと走っていく
黒尾「俺、彼氏だけど殺されるかと思ったわ」
木兔「...お前、何かやらかしたらヤバいな」
赤葦「やらかしたら教えてください。見に行くんで。」
やらかさねーよ!たぶん...と言ったもののしっかりしようと密かに決意した。
バスに乗り込む前に改めて別れの挨拶をする
黒尾「じゃあまたな」
ハイ。頑張ってください全国で会いましょうねと約束する。
グイッと黒尾さんのジャージ引っ張ってかがませる
寂しがらないでくださいね!と軽くちゅっとすると周りがワァ!と騒ぎ出す
じゃあ皆さん失礼します。と手を振りバスに乗る
「さすが肉食女子だわ...」
木兔「羨ましーぞコノヤロウ!」
赤葦「...転がされてますね黒尾さん」
黒尾「...めっちゃ可愛い。死にそう...」
烏野のバスにて...
...あんなん見せられたらこっちが恥ずかしいわ!と誰もその話に触れず...
武田、鵜飼の大人組は青春だな~と遠い目をして外を見ていた...