第9章 9本目
それからご飯を食べてお風呂に入り、さっきの4人をシバきに行った。
どうやら旭さんは止めようとしてたらしいので免除。
スガさんは先輩なので大地さんから説教してもらい、田中と西谷は......ご想像におまかせ。
烏野の男子部屋を出て音駒と梟谷の部屋に黒尾さんを呼びに行く。
ちょうどリエーフが居たのでこっそり呼んでと言おうとしたら
リエーフ「黒尾さーん!ユキノ先輩が呼んでますよ~!」
めっちゃデカイ声で叫ばれ部屋中の視線がこちらに集まる...
木兔「ヘイヘイヘーイ!どうしたユキノ!」
『ウブッフ!!』
凄い力で抱きしめられ背骨が折れるかと思った。
赤葦「ちょっと木兔さん!体格差考えて。潰れちゃいますよ。大丈夫?橘さん」
『絞め技かと思いました...』
赤葦「木兔さん気に入るとすぐ、こうなるんだよ」
『犬みたいですね』
黒尾「ハイハイ木兔くーん、離れてくれるかなーこれから僕たちお話があるのー」
木兔「イッテ!お話ってなんだよ!俺も行きたい!」
赤葦「ハイハイ木兔さん。空気読みましょうね」
そう言って赤葦くんは木兔さんを引きずって行った。
リエーフ「お話って...え?黒尾さんとユキノ先輩って付き合ってるんですか!?」
またバカデカイ声で言うもんだから皆がバッとこっちを見た。部屋の奥のほうで木兔さんが、え!そうなの?と騒ぎ出した。
黒尾「はぁ...リエーフお前もう部屋入れ。」
まだ騒ぐリエーフを部屋に押し込みピシャッとドアを閉める。
『この部屋も大概ですね』
黒尾「そうだな。毎日寝るまでうるせぇよ」
『あそこのベンチにします?』
黒尾「バカ。あそこは部屋から丸見えだったろ。」
『あ、そうですね忘れてました』
黒尾「あーあそこ行こうぜ。あそこなら見られねぇだろーし。」
そこは校舎の影で中の人達には見えにくい。
でも月の明かりがよく当たってすごく明るい。
お互いの顔がよく見える。
今、思ったけど黒尾さん髪が......普通だ。
お風呂入ったからか......
結局セットなのかどうなのか教えて貰ってない......