第7章 7本目
合宿二日目
また朝からローテーションで試合。烏野はペナルティ祭り。
お昼前に森然高校の父兄からスイカの差し入れ。みんなちょっと休憩。
月島は一切れだけ食べてどっか行った。
すると黒尾さんが大地さんに昨日の事を謝りにきた。成り行きとはいえ月島が自主練に付き合った事にびっくりしていた。
『あら意外と気にしてたんですね~』
黒尾「まぁほら一応ね~あ、今日も自主練にきてよ~」
『それは何とも言えませんけど』
黒尾「ほんじゃ、待ってるから~」
話し聞けよ。
休憩が終わり、やっちゃんとスイカのゴミを片付けに行ってると
谷地「ユキノ先輩!音駒の主将さんと仲がいいんですね!」
『やっちゃんあれが仲良く見えるの?』
谷地「見えますよ!何か音駒の主将さんはユキノ先輩の事好きそうに見えますよ!」
『好きそうね~』
「なぁーになに!そういう話私達大好きなんだけど~」
振り向くと、梟谷と森然のマネージャーさんたち。そして潔子さんがいた。
スイカの片付けをしながら、黒尾さんとはどんななの?やら、誰がカッコいいと思うやら、恋ばなに花が咲いた。
ちなみに私はやっちゃんを日向ネタでからかい遊んでいた。残念なのが潔子さんのこの人いいなっていうのがない事。潔子さんのタイプ気になる...
午後練も終わり各自、自主練に入る。
マネージャーの仕事を分担して片付けてる時に山口の奇声が聞こえた。
珍しく山口が月島に突っ掛かったみたい。
戻ってきた山口が言うには月島は第3体育館に行ったらしい。
澤村「ユキノー!もう仕事終わりそうかー?」
『あとこれ片付けたら終わりですけど。』
澤村「じゃあそれ終わったらさ、悪いんだけど月島見てきてくれないか?」
『えー私がですかー?』
澤村「頼むよ!谷地さんは日向と影山にボール出ししてるし清水も忙しいし。それにユキノ黒尾と仲がいいだろ!」
『いや別に。』
澤村『そう言わずに!じゃよろしくな!』
爽やかに笑いながら大地さんは去って行った。
ため息をついて残りの仕事を片付け第3体育館に向かった。
主将は人の話を聞かないのか