第4章 4本目
いよいよ音駒との練習試合 当日。
マネージャーがいない音駒の方から1人貸して欲しいとのお願いがあったため私がお手伝いする事になった。
市民体育館の前で両校並んで挨拶をする。
日向「...あぁ!?」
声でみんなが注目し慌てて日向は口を押さえている。
『あ、なるほど。研磨くんは音駒だったのか』
市民体育館に入り、烏野サイドから音駒サイドに移動する。
猫又「すまないねぇ。よろしく頼むよ」
『いえいえ~お役に立てるように頑張ります』
猫又監督との挨拶を終え、選手の人達に紹介される。
「「「よろしくお願いしゃーす!」」」
『よろしくお願いします。
お手伝いと共にしっかり観察させて頂きますね~』
選手はキョトンとした顔で猫又監督は大笑いしていた。
『ヤッホー研磨くん。音駒だったんだね~だからまたねって言ったんだね!』
研磨「...あ、うん。翔陽のTシャツに名前書いてあったし...」
「け、研磨...お前そのマネージャーさんとし、知り合いなのか?」
研磨「...何...山本こわいよ...」
「この前研磨が迷子になった時にあのチビちゃんと一緒にいた子だよなぁ?」
研磨「...ちょっとクロ。大きい声で迷子とか言わないで...」
黒尾「何言ってんだ。迷子は迷子だろーが。」
山本「俺も...迷子になればよかった...」
『お迎えにきてくれるなんて優しい主将さんじゃん(...この髪型は何なのセットなの?)』
...... ジーーーー
黒尾「...?じゃあマネージャー頼むな~アップ始めるぞ~」
『了解でーす。』
スポドリとタオルを用意してノートを出す。
烏野でもやってるけど他チームのはまた違って面白そう。
その試合での攻撃パターンやどう動いたかなどを細かく記録する。本当はビデオカメラが手っ取り早いんだけどね...
試合開始
まず一番に思ったのはレシーブ力。
全員が安定して拾ってる。しなやかな連携プレイにやっぱり要は研磨くんか。
よく相手チームを見てるなー月島もよく相手を見てるけど研磨くんはそれ以上。
こりゃおもしろいわ。