第13章 なやみごと(トト子)
【○○】
あの日十四松君に付けられたキスマーク。
大分薄くなってるがやっぱり跡は綺麗なピンク色。
十四松君が、いつもふざけてばかりじゃなく、真剣な時は真剣なことを知ってたんだけど、
あんなにかっこ良かった…? 十四松君って…………
あ、いかんいかん。
今日は商店街に来ているんだった。
いえ、単なる友人との待ち合わせです。
ボーッとしていると私の級友のトト子がきた。
トト子「○○!待った?」
トト子はちび太や私と同じ6つ子の見分けがつく珍しい人間の一人だ。
「ううん、今来たトコ」
トト子「そっか…、そうだ、悩み事って?」
そう、私はある悩みをトト子に相談しようと誘ったのだ。
「向こうのカフェでお茶しながら話そっか?」
トト子「そうね!」