第4章 過去
体調が悪く病院に行くとあたしは妊娠していた
もちろん相手はあいつだ
あたしは家にも学校にもバレないように準備をし下ろした
約2週間学校に行かなかった
辛いこともあったが学校に行けば1時的でも忘れることが出来ていた
だが久々に学校に行くと
あたしの居場所はなかった
どこからの情報か分からないが
あたしが妊娠したことが広まっていた
しかも相手は"父親"
クラスメイトも親友も軽蔑の目をしていた
それからすぐ学校を辞めた
そして母親が亡くなった
そしてお葬式の日
本当の父親に引き取られた
義理の父親には何も言わずに……
「そして、今も義理の父親はあたしのことを探しています。
これがあたしの過去です」