第20章 飼育担当、相葉です!
A「え~、なになに、きになるじゃん?」
えっとですね…
志村園長からお手紙を預かってまして…
A「うそ? ちょっと読んでよ?」
はい。
じゃあ読ませて頂きますね?
『相葉君。その後”ショウ”の様子はどうだい? 君の白いのを沢山飲ませて貰って、さぞかし人間らしくなったことでしょうね? でも、油断は大敵ですよ? ウサギはとてもナイーブな動物です。毎日のように可愛がってあげないと…』
あの、相葉さん?
A「えっ、あ、は、はい…?」
ちょっとお聞きしたいいんですけど?
”白いの”ってまさかとは思いますけど、”ラブミルク”のことじゃないでしょうね?
A「や、そ、そんなんじゃないよ…、ただの”精液”…あっ、しまった!」
あ~い~ば~さん!
一体あなたは体験をなんだと思ってるんですか~!
A「ご、ご、ごめんなさ~ぃ…」
もう…
で?
”ショウ”は元気なんでしょうね?
A「う、うん、そりゃもちろん、すこぶる元気…です」
それならいいですけど…
志村園長の手紙に書いてあった通り、ちゃんと毎日可愛がってあげてるんでしょうね?
A「は、はい…そりゃもう目いっぱい…」
飼育を怠らないでくださいよ?
お願いしましたからね?
いいですか?
A「はい…。ちゃんと飼育します…」
はぁ…
やっぱり相葉さん一人で行かせるべきじゃなかったようですね。
クレームが来ないことを祈ります…。