第7章 ♦️逮捕しちゃうぞっ♥♥♥
「おやびん、やりましたよ! あっしも頑張りやしたよ!」
うんうん、良くやったよ。
オイラ嬉しいよ、おめぇがこんな立派な岡っ引きになるなんて…思ってなかったから…
「お、おやびん…泣かねぇでくだせぇ…よっぽど怖い思いしたんでやんすね?」
違うんだ、雅紀…
雅紀がオイラをギュッと抱き締めた。
いやいや、そうじゃないだろ?
この縄を早く解いてくれねぇか?
「雅紀…」
「おやびん、もう何も言わねぇでくだせぇ。あっしが心込めて慰めて差し上げやすから…」
雅紀がオイラの“ちちくび”を摘んだ。
えっ、その展開なの?
「あん、いやん…(//∇//)」
って、そうじゃねぇだろ!
「て、てやんでぃ! 早いとここの縄解きやがれ!」
オイラは身体を捩って何とか雅紀の腕から逃れた。
「へ、へ、へ、へぃ〜!」
雅紀が俺にかかった縄を解き、漸く自由になった両手を、オイラはブンブンと振り回すと、既に伸びきって転がる潤と翔の頭に拳固を食らわせた。
「いでぇ〜! ……………zzz」
その後、お白洲で二人は殺人の罪で裁かれ、潤も翔も島流しにされることになった。
そしてオイラ達はと言うと…
「てぇへんだ、てぇへんだ! おやびん、事件でやんす!」
「なんでぇ、なんでぇ、うるせぇなぁ〜」
相変わらずの日々を過ごしている。
終わりでやんす