第9章 異国
「...イった??」
そう言う俺に、
ニノは答える代わりに
俺の首に両腕を絡ませてきた。
「次は、一緒にイこう///」
俺はニノの後ろに、白濁を塗り、
ゆっくり指を差し込んでいった。
ニノ「...はぁあ..んぅ..」
奥まで入った指を一度抜いて、
今度は二本にして静かに入れると、
ニノ「...うっ..はぅ...」
俺の背中に爪があたる。
「痛い??」
そう聞くと、ニノは首を横に何度も振った。
指を抜いて、俺自身をゆっくり入れる。
眉間にシワを寄せながらも、
俺に向けて精一杯の笑顔を向けるニノ...
両脚をしっかり抱えて、更に奥まで
進めると、ニノは
「..やぁっあ...」
と声にならない声を上げる。
そう、そこがニノのイイところ...
そこをめがけて何度も突き上げると、
ニノは「ああぁ...もう..むりぃ///」
「俺もイキそう...!!!!」
その直後、ほぼ2人同時に上り詰めた。
俺の腹に、2度目の思いを吐き出した後、
ぐったりとした。
そんな脱力したの身体を強く抱きしめると、
ニノはちょっと笑って、
ニ「しあわせ...」そう言った。
俺は、そんなニノに
そっと触れるだけのキスをして、
「カズ...愛してるよ」と言った。
ニノは「...俺も!」
そう言って、涙を一粒流した。
怖いくらいの幸せのうねりが、
寧ろ俺を不安にさせた。
(こいつを失いたくない...!)
心からそう思った。