第26章 合宿
風呂場でかなりの盛り上がりを見せた俺たちは、
一応、風呂のお湯をいったん抜いて、
新しいお湯を溜めておいた。
...エチケット、でしょ♪
気怠い疲労感と、愛し合った後の、
満たされた気持ちと身体を、
俺たちは寄り添って、暖炉の前で癒していた。
「なぁ...ちょっと今気づいたんだけど、
風呂場の声って、二階に、響いてた...
何てこと、ないよな~..」
二「だったとしても..
もうしょーがないよね♪
聞かれてたなら.....」
二ノは、全く意に介さない、
という感じ…。
..........
「だよね~...今更かっ...笑」
離れがたい俺たちは、
いつまでも肩を寄せ合って、
暖炉の炎を見ていた...
二「......」
(二ノ、遂に、寝ちゃったか....)
俺は、そのかわいい寝顔を見つめながら、
二ノの髪をそっと梳いた。
そして、触れるだけのキスをした。
「おやすみ....カズ♡」
眠ってしまった二ノを抱き上げ、
ゆっくりと階段を登り、
相葉くんとの部屋に入った。
向こうを向いて眠っている
相葉くんに気づかれないよう、
二ノをベッドに静かに下ろした。
布団を掛け、音を立てずに
可愛いおでこに口づけて、
俺も、自分の部屋に戻った。