第23章 激情
すると、俺を見たまま、瞳をゆらゆらさせた後、消え入るような声で、
大「....やめ..ないで...」
と言いながら、脚をゆっくり開いた。
耳まで真っ赤になりながら....
......
俺は大野さんの強い意志を見て、
改めて、『もう…、後戻りはできない』
と心の中で、繰り返し、
自分自身に言い聞かせるように....
頭に浮かんだ愛しい人の笑顔を、
ギュッと目を閉じて...消した...
指で後ろに触れると、大野さんは一瞬緊張したように硬くなったが、
大「....しょおちゃん////」
と俺の首にしがみついてきた。
「....大丈夫だよ...力、抜いて..」
俺は、ゆっくりと周りを解した後、
少しずつ指を中に入れた。
大「....ぁぁ////」
痛みなのか、それとも、
初めて感じる違和感なのか...
彼は顔を歪ませた。
「さとしくん...」
俺は彼の気持ちも解してあげたくて、
空いてある方の手で、頬を撫で、
優しく口づけた....
指を一旦抜いて、2本にして挿入し、
今度は中で動かしてみた…。
大「....んん..ぁあ..ぁん...」
苦しげだった彼の顔が、少しずつ、
艶めいてきた。
その瞬間...
大「あああ////やっ//////」
俺の指が、大野さんの『ソコ』を
見つけ出すと、背中を仰け反らせ、
官能的な表情に変わった彼...
暫く反応のあったその場所を
緩く刺激すると、
湧き上がる快感をどうすることも出来ず、
俺の腕に爪が食い込む....
「....イレても..いい?」
そう聞く俺に、大野さんは涙をためて、
何度か頷いた。