第14章 盲目

〔二宮side〕

結局、いつものパターン。
甘い行為の時だけ意地悪になる翔さん...

言いなりにならないよ...//
的な態度を見せるのは、ポーズ。

ホントは、心のどこかで、
そうされるのを待ち望んでる気がする。

翔さんとこうなる前は、
自分はＳだと思っていたけど...
まあ、実際、そうなんだけど...

彼の前だと、完全なる弱者...

でも、それが実はたまらない...

...つーことは、俺はＭだったのか!？

優しさと意地悪さを絶妙なバランスで、
仕掛けてくる翔。

それに翻弄され、
結局は素直にエッチなお願いしまくりの俺。


もう、彼なしじゃ、
生きて行けないんじゃないか..

何をしてても、誰といても、
いつも頭の中を彼が占めてる。

それが、今の俺なら、甘んじて認め、
受け入れよう。

あなたの好きな自分でいたいって、
強く願うよ。

これからも、翔さん次第で翻弄される、
俺のまま、彼の隣で生きていきたい。