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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第34章 魅惑の薬


ー潤sideー


翔「ん…」


腕の中ですやすやと眠る翔を抱き締めながら天井を見上げる。


いつの間にか声が止んでいたから隣に目をやると、りーだーが同じ様ににのを抱き締めて寝転がっていた。


「りーだー終わった?」


智「ん?うん。もう精力吸いとられた感じがする…」


「………俺も…」


智「………これさ…本当に取れるのかな…」


「ん?」


りーだーがふにふにとにのの犬耳を撫でる。
俺も同じ様に撫でるとその手触りがやっぱり気持ちいい。


「大丈夫だろ?」


智「だと思うけどさ」


「でもさ…」


智「ん?」


「これだけ何度抱いても…時間経ったらまた抱きたくなるんだよな…。本当…翔にメロメロだよ」


智「おいらもだよ。かずじゃないと駄目だなぁ。だから結婚したんだけどな」


「だよな」


智「………ふふっ…凄かったな松潤…言葉攻め」


「りーだーだって…どこが淡白なんだよ」


智「まぁーなー…かずだからかな」


「ふふっ。そろそろ寝る?床で寝ちゃうと身体痛くなるし」


智「そうだな」


俺達はそれぞれの奥さんを抱き抱えてリビングを出た。





智「じゃあお休みー」


「お休み」


寝室に入り、翔をベッドに横たえる。
太陽は虎鉄を抱き締めてすやすや眠ってる。


翔「んー…」


翔の瞳がうっすらと開く。


「あ、起きた?」


翔「潤…」


「どうした?」


翔「にゃ…」


俺の腕を引っ張り、しがみついてくる。


翔「もう終わり…?」


「え…?」


その言葉に…俺の熱がまた中心に籠っていくのを感じた…。
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