第7章 ♣︎新年会が…
和也side
翔さんは待つ、って言うけどさ、俺は違うんだよね。
こんな無防備にされちゃうとさ、イタズラしたくなっちゃうんだよ。
‘’据え膳食わぬは男の恥‘’ってやつ?
翔さんだって、本とはそう思ってると思うんだよ。
だけどさ、真面目な性格が邪魔してるんだよね、きっと…
だってさ、布団で隠してるつもりなんだろうけどさ、分かるんだよ…翔さんの下半身大変なことになってるじゃないの(笑)
「もうお互い我慢するのやめません?」
目の前の翔さんが、明らかに動揺したのを、俺は見逃さない。
「こんな寝顔見せられてさ、ムラムラきちゃってるんじゃないの?」
図星だね(笑)
その証拠にみるみる紅潮していく翔さんの顔。