第24章 ♥酔っ払いが・・・
潤side
困ったね〜。
や〜、困った。
この状況は、ホント困るんだよね…
こんな無防備にされちゃうと、流石の俺も…
ちょっとぐらいは大丈夫だろ。
いやいや、ダメ…だろ…?
いや、やっぱりちょっとだけ、ね?
鼻を摘んでみる。
「フゴッ…」
おもしれー(笑)
ほっぺも摘んでみるか?
「う〜、いひゃ〜い」
この顔!
超絶ウケるんですけど〜(笑)
って、こんな遊んでる場合か?
「翔さん? こんなトコで寝たら風引くよ?」
肩を揺すってみるけど、起きる気配はない。
いよいよ参ったよ(;^_^A
大体が、だよ?
真夜中二酔っ払って訪ねて来たかと思ったら、散々泣いて喚き散らして、挙句寝ちゃうって、どうよ?
何があったかは知らないけど…
(ま、大体想像はつくけどね?)
取り敢えずこんなトコで寝かしとくのもなんだし、ベッドに運ぶか…
「ほら、翔さん…ベッド行こ?」
背中と頭の下に手を差し込み、抱き起こそうとした瞬間、翔さんの腕が俺の首に回って、不安定だった俺の身体はそのまま翔さんに被さる格好になった。