第44章 ドラセナ
Sho side
可愛く笑って頬キスをする潤を抱きよせて
翔「こっちだけ?ここには?」
唇を指さすと耳まで赤くして
俺の頬を両手で挟んでそっと唇を重ねた
潤「んっ…んんっ…」
その後頭部を抑えて
舌を絡めると
潤の躰がビクンと跳ねた
潤「んーっ…は,ぁっ…も…今日は無理…っ」
ピンクの頬を上気させて
荒く呼吸を繰り返す
翔「わかってる…出たらドライヤーな?」
さっきされたように
頬にキスをすると
潤「うん…翔くんもね?」
ニコッと笑って俺の髪を指で弄ぶ
翔「うん,でも潤が先な」
潤「いつもそうじゃん…たまには翔くんが先っ」
翔「今日は潤が先だよ,熱あるだろ?」
また同じ内容で喧嘩するのも馬鹿らしいけど
こればっかりは譲れない…
「「ジャンケンしよう」」
2人の声が重なって浴室に響いた
「「ぷっ…あはは」」
翔「おまえ真剣な顔してジャンケンって…」
潤「翔くんも必死な顔だったよー?」
ひとしきり笑って
ジャンケンをして
俺が負けた…
翔「っしゃ!!潤が勝ったから潤が先っ!!」
潤「は?ずりーよっ」
翔「嵐のジャンケンルールだろ?」
潤「じゃぁ,この次は翔くんが先ね?」
翔「それ,明日?」
潤「…ん,明日っ!!」
些細なコトで喧嘩しても
それが今の俺たちを作って
二人の明日につながってる
また明日も潤と笑い合えるなら
昨日の事も悪くなかったかな…
君となら
ひどく拗れて黙り込む日も
すぐ笑い合えそう
* To be continued ...