第42章 フリージア
Sho side
熱を吐き出すと
いつもより体温の高い躰は怠くて
起き上がる気力が出ない
翔「っ…はぁ…じゅん?大丈夫?」
かろうじて動く手を潤に添えて
未だに俺の上で息を整えている躰を引き寄せた
潤「あ…んぁぁっ…はぁ…」
引き寄せた拍子に
ナカに包まれていた俺のモノが
抜け出ていく
翔「じゅん…ありがと…気持ちよかった」
髪を撫でると俺の胸に頭を擦りつけて
ぎゅぅっと音がするほど抱きしめてきた
…大型犬みたい…
翔「けほっ,ちょ…潤…苦しいって」
あまりにもぎゅうぎゅう抱きしめて
胸に顔を押し付けてくるから
…息ができない…
潤「んー…翔くん…大好き…」
お酒が入ると甘え上手な潤だけど
今日はみんなとわいわいやったからか…余計に甘えん坊
可愛くて仕方ない
潤「翔くん熱あるから,俺が綺麗にしてあげるっ」
ゆっくり起き上がって
ニコっと可愛く笑って
唇がかさなった
翔「ん…いいよ…大丈夫…」
慌てて起こす躰をグッと押されて
またシーツに戻された
潤「だめっ…俺がやるのっ!!」
ぷっと膨れた頬が少し赤くて
可愛すぎる…
翔「じゃぁ…ここは?」
潤「やっ…ぁぁっ…触っちゃダメ」
翔「自分でやるの大変だよ?」
潤「で…できるもん…いいから翔くんは寝ててっ」
ベッドから降りてパタパタと寝室から出て行ってしまった
まぁ…たまには俺も甘えてみるのもいいか…
今更潤と一緒にいてかっこつけることもないし…ね…
潤「翔くん…大丈夫…?辛い?」
いつの間にか温かいタオルを持って戻ってきた潤が俺を拭きながら優しく囁く
翔「ん…大丈夫…潤…やって?」
素直に言うと嬉しそうに笑った
潤「うんっ…綺麗にするねっ」
ぎゅっと抱き着いてくるから
本当にきれいになるのか…
少し不安はあるけど
ま…いいか…
細かいことは気にしない…
つまんない事は置いてこう
大事なのは 君といること
* To be continued ...