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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第38章 ルピナス


Jun side

潤「翔…愛してる…」

抱き寄せた躰の耳元で囁くと
胸元に埋まる顔の見える部分が少し赤く染まった

いつもは頼れて甘えさせてくれる翔くんが
今日は腕の中に収まっていて

潤…と可愛く甘えてきて…

俺もいつもはしない呼び方で翔くんを呼んで…

翔くんがいるだけで幸せなのは変わらないけど

でもいつもとは違う雰囲気にドキドキする…

トントンと叩いてた背中から腕を離すと

翔「潤…?」

淋しそうに見上げられて…

大きな瞳に俺が映る

潤「食器下げてくるからちょっと待ってて?」

そう言って躰も離そうとすると

翔「やだ」

ぎゅっと抱きついてきた

翔「離れたくない」

普段は見れない翔くんが可愛くてやばい…

顔が熱くなるのがわかる…

潤「じゃあ一緒に行こう?」

本当は俺だって久しぶりの2人の時間で
もっとこうやっていたいけど

でも洗う時のこと考えたら
せめて食器を水に浸けておきたい…

片手を差し出すと

その手を指を絡めて繋いでくれた

手を握ったまま食器を何回かに分けてシンクにいれて

そのままお風呂のお湯を溜めに
一緒に浴室に行って…

潤「お湯溜まるまで飲もうか?」

頷いた翔くんとビールを1本ずつ持って
ソファでくっついて座って

「「乾杯」」

小さく缶を鳴らしてから
疲れた躰にビールを流し込んだ
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