第33章 フクジュソウ
Jun side
日本酒のせいなのか
躰が敏感になりすぎていて
翔くんが肌に触れるだけで
そこから熱い快感が躰中を走る
潤「あっ…ん…ぁ…っ」
背中を優しく摩られる手にすら感じて
自分でもわかるくらい
ナカにある翔くんをぎゅっと締め付けると
翔「んっ…はぁ…」
翔くんからも甘い声が漏れる
顔を埋めた翔くんの首筋から
翔くんの香りがして
それに誘われるようにペロっと舌を這わすと
翔「あっ…」
ピクンと翔くんの躰が揺れて
その拍子に下からトンと突き上げられた
潤「んぁっ」
その快感を追いかけるように
翔くんの腰が動いて
潤「ぁあっ…っ…ぁっ…ん…あっ…あぁっ」
揺さぶられるままに口から声が零れる
仰け反る背中は翔くんが支えてくれて
大きく抽挿を繰り返されると
潤「んっ…あぁっ…あっ…らめっ…イっちゃっっ」
ドクンと白濁が吐き出されて
翔「っん…ぁあっ」
躰の奥が熱くなった
翔「潤…大丈夫?」
2人でシーツに沈みこんで
なかなか呼吸の整わない俺の頬に翔くんの手が触れる
潤「しょーくんっ…」
それだけでピクンと躰が震えて
目の前の紅い唇に舌を伸ばした
そのまま翔くんに覆いかぶさるようにして
潤「もっと…欲しいっ…」
汗ばむ胸元に手を滑らせた