第26章 キキョウ
Jun side
翔「タオル熱くない?大丈夫?」
温かいタオルが優しく肌の上を動く
熱で汗ばんでた躰が
スッキリして気持ちいい
でも後ろから抱き締められてるから
翔くんの声が耳を擽って
翔くんの吐息が首筋にかかる
潤「んっ…大丈夫…っ」
右腕…左腕…と拭いてくれて
タオルが前に回ってくる
小さく主張しかけている
胸の飾りの上をタオルが通って
潤「ぁっ……ん…」
思わず躰が跳ねて声が漏れた
翔「気持ちいいの…?」
潤「ちがっ……ぁ,やっ…」
翔くんは躰拭いてくれてるだけ…
看病してくれてるんだから
変なこと考えるな…
そう思うのに躰が反応してしまって
中心が緩く勃ちあがり始める
それを隠すようにずれた布団を引っ張った
それなのに
背中を拭いてくれた翔くんが
俺の躰をベッドに倒して
翔「次,下拭くよ…?」
潤「あっ…ちょ,待って…っ」
俺が手で布団を抑える前に取られて
ズボンも脱がされて…
下着越しに反応し始めた中心が露わにされる
翔「寒くない…?」
ちゅ…とキスが落ちてきて
心配そうな瞳を向けられるけど
こんな時でも感じてしまう恥ずかしさとか
躰の中をぐるぐる回る熱とかで
潤「あっつい…」
躰は火照っていて…
待ってって言ったのに
脱がされた文句を言うように呟いた