第22章 グラジオラス
Jun side
日本酒なんて久しぶりに呑んだからか
いつもと違う空間のせいか
アルコールの回りが早くて
思考がふわふわする
翔「こんな色っぽい潤…誰にも見せられないな…」
背中からふわっと抱き締められて
潤「ふふっ…翔くん好き…」
その腕に躰を預けようとしたとき
「失礼いたします」
女将さんが部屋に入ってきて
何事もなかったかのように
翔くんが向かいに戻って行った
せっかく触れてたのに
それが淋しくて
女将さんが空いた皿を片付けてくれているのを横目に
脚を伸ばして
向かいの翔くんの脚をつついた
翔くんの躰がちょっと揺れて
こっちを見つめてくるから
女将さんにバレないように笑いかけて
浴衣の裾を割って
脚の間に爪先を滑り込ませる
中心にあるソコをつんつんとつつくと
翔「…っ」
唇を噛んで頬杖をついて翔くんが俯いた
酔ってるからか
自分にストップをかけられなくて
女将さんが布団を敷くために
奥の部屋に移動したのをいいことに
まだ柔らかいソコを
開いた足の指で挟むようにしてみる
翔「…だめだって…んっ…」
聞こえた翔くんの小さな声は
甘さを含んでいて
緩く勃ちあがり始めたソコを
「ごゆっくりお休みくださいませ」
そう言って
女将さんが出ていくまで
テーブルの下でこっそりイタズラを続けた