第19章 シンビジウム
Jun side
翔「だからね?離れたくないのっ」
頬を少し膨らませて
俺を見下ろす翔くんは可愛いんだけど…
潤「もう大丈夫なの?
クラクラしたりしない?」
俺は翔くんの体調の方が気になっちゃって…
翔くんの話を流して
大丈夫?と問いかけると
翔「俺の話聞いてたっ?」
ほっぺの膨らみが大きくなった
…まあ元気そうだし大丈夫,か…?
潤「ごめん,聞いてたよ
でも俺翔くんに無理してほしくないから…
ずっと隣にいるからベット行こう?」
床に零れた水も明日でいいや,と
起き上がって
翔くんの手を指を絡めて繋いで
寝室に向かった
翔「じゅんー,だっこ♡」
寝室に入った途端
ベットに寝転んで
俺に向かって腕を伸ばしてくる
潤「…おいで?翔…」
甘えてくる翔くんが可愛くて
未だに慣れないけど
呼び捨てにしてみたら
嬉しそうな顔をして
ぎゅっと胸元に抱きついてきた
頭の下に腕をいれて腕枕をして
その躰を抱き寄せる
翔「潤…好き…」
小さく聞こえてきた声に
潤「愛してるよ,翔…」
答えながら
胸元に抱え込むように抱き締めると
潤「んぁっ…」
いきなりバスローブの合わせから入ってきた手に
まだ反応してない胸の飾りを弄られて躰が跳ねた